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Channel: 14歳と●●●ヶ月 別館【ヨコウチ会長】
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浅利慶太プロデュース公演『この生命誰のもの』@自由劇場

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W熱海五郎一座 熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』開幕直前の囲み会見&ゲネプロレポート

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☆!ブログの無断転載・転用・お断りします!☆
☆☆文中 リンクがあるものは わたくしの当時の記事またはオフィシャル記事などに飛びます☆☆
☆!鑑賞レポートはすべてネタバレです!☆
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浅利慶太プロデュース公演『この生命誰のもの』
を 観に行ってきました。
久々の 自由劇場!
『春のめざめ』 以来、7年ぶりくらい・・・?
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開幕数分は ひさびさの 母音法

おもしろ棒読みに聞こえるのを 克服しなきゃ いけなかったのだけど
結論から言って
感動 感動 感動
胸熱 胸熱 胸熱

でした。
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なんか わたくしの記憶では
ご老体の 日下武史さまが
医療を拒否する
終末医療の話
だと 記憶が すり替わってしまっていたのですが
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主人公・早田健を
ヤングな 近藤真行さまが 演じていたので 印象がまったく 違いました。
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看護学生(川畑幸香さま)は
主人公に 自分のことを 聞かれたので 質問で返す、
ここまでは よかったけれど
「あなたは 何をしていた
のですか」
と 過去形で聞いてしまう。
それは 彼がもう 治る見込みも 復帰する見込みも
ないということ。
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彼は交通事故で 瀕死でこの病院に搬送された。
医師たちが 皆で彼を 懸命に助けた。
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事故から6ヶ月。
急性期を超えた今 意識ははっきりして 明るくって陽気。
だけど 首から下は動かない。
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陽がこうこうと あたる 温室のような病室で
身体を拭かれても 背中なのか かかとなのか わからない。
生きている実感は 自分の脳だけ。
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だから 安定剤を処方されたら 拒否する主人公。
「安心して眠れるように」「適切な治療なのだよ」と 口が立つ主人公を黙らせたい 主治医・江間(山口嘉三さま)。
担当医・北原(野村玲子さま)が処方した 飲み薬の3mlではなく
5mlに増やせと言う 江間。
「それだって 精神科だったら 10~15mlのところだよ」と。
婦長(坂本里咲さま)が 北原医師に言う。
「私たちは あらゆる手段を使って 彼を生かした。
眠りから覚まさせた。
でも 今 私たちが やろうとしていることは
再び 彼を 眠らせること

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ロックをやっている 看護助手(与那嶺圭太さま)は
結局 江間医師に安定剤の注射5mlを打たれてしまって
眠る 主人公を
ちゃかぽこ 叩きながら 言う。
「かわいそうなオッサン」と。
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何が かわいそうなのか
こうやって 叩いても 反応できない身体になったことなのか
それとも 彼の意志に反して 薬を打たれて 眠っていることなのか・・・
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事故の補償金問題で・・・と 呼び出した弁護士(斎藤譲さま)に
主人公は
「自分の代理人となってほしい」
「退院したい」と 相談する。
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導尿管をつけて 排泄も自分でできない彼の
退院=死。
ケースワーカー(田野聖子さま)が 「こういう状態」でも 読書などができるんですよ、と
いろいろ提案してくれても それは彼にとって希望にはならなかった。
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死ぬことを幇助するための弁護ができるだろうか、
江間医師に 弁護士が相談に行くと
江間め
手をまわして 精神科医・土屋(田代隆秀さま)に
「精神保護法にのっとって 強制的に病院に留め置こうと思う」から、診断書がほしいと言う。
土屋医師いわく、
精神保護法は うるさいから
自分だけの診断書ではだめで、他院のがないといけない。
しかも尊重されるのは 他院の診断書。
「自分が役所に手をまわして 知り合いの医者に 診断書を書かせる手配をする。
そいつはクリスチャン(禁忌:自殺)だし うってつけ」と。。。
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コラァ~~!
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だけと 土屋医師、
主人公への接し方は とても人間的で 紳士で 話をちゃんと聞いて きちんと正直に返している。
ホントは 鬱とか 精神病なんて 思ってないのではないでしょうか。
(江間医師の望む通りの診断書には していたけれど・・・)
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弁護士は もっとこういった事情にくわしい弁護士(畠山典之さま)を連れてきて
人身保護請求の訴えを起こす提案をする。
(しかし病院内の人も 弁護士同士も 他人に紹介するときも身内に敬語を使っていて おかしいんだけど
でも、これが「外国戯曲を日本に置き換えた」感 よけい出るなぁ・・・)

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病院の弁護士(志村史人さま)は もちろん江間側。
院外の精神科医(山口研志さま)は 
「主人公は 鬱だったとしても
反応性で、
こうした状況なら 当たり前だ」と。
主人公も これに乗るので
わたくし「そんなこと言っては不利では・・・」と 心配したのだけれど
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だけど 裁判長(田中美央さま)は 主人公を
「精神障害には当たらない。本人の意志どおり
精神保健法の措置入院から解放」を 命じた!!
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裁判には 患者に何かあったときのために 北原先生が ついていて
彼が興奮状態を疑われ 脈をとられるシーンが何度かあったけど
あんなの わたくしの普段よりも 冷静だ。
わたくしは 彼のように
終始 あんなに理性的に 対応できるだろうか。
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そして 江間医師。
「彼が救急で運ばれてきたとき、それが誰であろうと 絶対に
蘇生させようとした。
誰であろうと 差別も区別もしない、
ただ目の前にいる人を生かすのが 医師の務めだ、
だから どんな 意志があろうと 差別も区別もせず
生かす、それが 医師なのだ
・・・という素晴らしいセリフがあって
ああ、彼が 一所懸命していることは
決して 権力の誇示でもなく
体面のためでもなく
患者のためだったのだ!と わかる。
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そして 最後に 江間医師の意志に反する裁定が出ても
両立場の陣営が お互い リスペクトし合った態度で接していて
さらに ラスト。
江間医師「これからどうするのかね」
主人公「どこか、部屋を探そうと思います」
江間医師「ここにいたらいい。
治療はしない。
きみが望むなら 食事も止めよう。
排尿できないから毒が回って 3日で意識を失い、6日目には 死ぬだろう」
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あんなに考えを曲げなかった 江間医師がなぜ?
「どうしてですか」と 主人公が問うと
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江間医師「あなたの考えが 変わるかもしれませんからね」
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主人公「ここに いたいです。
ありがとう

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幕・・・
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わたくし
ボロ泣き!!!

江間ェ・・・手をまわしやがって
と 最初 思ってて すみませんでした!!

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あくまでも明るいトーンで進む 一幕は あっという間だし
二幕の法廷劇は この間(6月5日)の『真田丸』「裁定」の回みたい。
どちらの言い分も正しくて
どう転ぶか わからない。
院外の精神科医は 主人公側だけれども
はっきり 主人公が死ぬことには反対した。
それは 医師としたら当然だし
友だちだったら 大切な人だったら
あんなに ユーモアがあって 楽しい人が いなくならないでほしい、
死ぬなんて 考え直してほしいと思うだろう。
もし ご主人さまが この状況になったら わたくしは
なんとかして 楽しみを見つけて
なんとかして 生きていてほしいと思うだろう。
ご主人さまが好きなTVを、好きな本を、どっさり用意して。
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だけどそれは わたくしが 喪う悲しみに耐えられないエゴかもしれないね。
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主人公が 裁判のときに
自分の状況について
「もし 生きたい人を
『この人は 何もできないから』と言って
医療が殺すことは残酷。
だけど
生きたくない人を 医療が生かすことは
同じくらい 残酷なのだと 言いたいのです」

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うわぁ~~~
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いつか 奇跡が起こって
いつか 医療が発達して
何かできるようになるかもしれない・・・
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だけど いつかって いつだろう。
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誰だって ずっと ベッドで拘束されたら
いつか 気が狂ってしまうかもしれない。
精神がおかしくならないほうが おかしい。
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この裁判を起こすことも 弁護士を雇うことも
他人に 自分を殺すことをも頼まないといけない呵責。 
だけど もし このまま生きていたら どんな些細なことも 誰かにお願いし続けないといけなくて
自分が彫刻家であったことも 学校で教える先生であったことも
その日々には戻れないし 自殺することもできない。
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わたくしの愛するミュージカル『next to normal』
双極性障害の主人公が
処方された大量の薬を飲んでいると 何も感じないけれど
それを医師は「安定」と言う。
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苦しいことを感じないことこそが 苦しい
人生に アップダウンがないことこそが 苦しい


薬を捨ててしまう 主人公、
新聞の死亡記事を 心底うらやましいと思う 主人公を
思い出しました。
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もう、この物語、
全員の言い分
わかりすぎるほど
わかるし
全員 その人の立場からしたら 正しいし
みんな ポライトで
だからこそ 全わたくしが 泣いた!!!
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みんな 自分にとっての正義を 貫くから
みんな 誰かを陥れず 自分のやるべきことに正面から尽力するから
観ていて 胸が苦しく
だけど 胸が熱い。
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日本に安楽死の制度は ない。
わたくしは なんとかして死なせまいとする西洋医療を否定する気はない。
(もしあったら わたくし3回くらい 死んでる)
だけど、助からないところを 医療に助けられたことのある身であっても
自分の意志で安らかに死ねるなら 人生を怖がらずに頑張れる、
そんな思いって 誰にでもあるんじゃないだろうか。
それって間違っているだろうか?
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じゃあ この主人公のようになったとしたら?
わたくしも 毒がまわって1日ももたないと言われて その手術で 大パニックになったことがあるのですが
「毒がまわって 3日で昏睡状態になる」って 言われたら
その 3日の地獄を考えると 死ぬ勇気も持てないかもしれない。
だからと言って たとえば終末期、完全に死に向かっているのに延命をしてほしいかといえば
パンフレットの 吉永みち子さまの文章
「死に向かって代謝が落ちている人に栄養剤や水分を送り込むのは
ほとんど溺死寸前のような苦しさ」
という文言にも
ひぇ~~
と なってしまう。
(そういえば 脳死の判定も 「溺れさせる」のだけど、それは 本人は言えないだけで めっちゃ苦しいのかもという説も聞いたことがあるな・・・本当かどうかは調べていないけれど・・・)
死んでいくときに 飲めない 食べられなくなるのは 普通のことで
そのままに従えば 枯れるように自然に死ねるのかもしれない。
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主人公・早田健は
北原医師に
「すてきな バストだ」
「性欲は あるんです・・・」

と 言ったり
冒頭など けっこう セクハラっぽい発言をして 看護学生や 北原医師を 困らせるのですが
それがかえって 男性的で 正直で 若さを感じて
だからこそ 「これから」を奪われたこと 下半身の自由を奪われたことが 余計やるせない。
「若くて健康な女性」である婚約者にも 自分から別れを切り出した主人公。
彼女が罪悪感にさいなまれないように・・・
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最後 彼が「死ぬ」となったとき、彼の願いがかなったとき、
北原医師が キッスしようとするのですが
「それはやめておこう」と 止める 理性が
カッコいい!!!

そして 野村玲子さまの
永遠に変わらぬ
美しさ!!

『赤毛のアン』
『オンディーヌ』
『アンチゴーヌ』
『鹿鳴館』・・・あれ?日下さま&野村さまシリーズばっかり!
ああ、今回の ヤングな 早田健も 魅力的ですっごく良かったけど
日下さまの 早田健の復活も 希望!
「ぼくの代理人だからといって きみをディナーに 誘うなんて」
と 弁護士とのディナーを 野村さまに たしなめちゃう 日下さまもAGAIN~~!
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あと、結果的にくっつく看護助手と 看護学生が 最初
「きみの おっぱいが」と 言いつつ おしりをさわるシーンとか
看護助手の死語 とかは 現代の状況として 大丈夫なのかな
と 思ったけど これも原作(日本:1979年初演)の劇的効果の尊重で そのままなんでしょうね。
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そういえば二幕 ムービングライトが うるさくて
あと ライトが無駄に 壁にあたっちゃったりして
バグかな
と 思ったんですけど あれはいったい どうしちゃったんですか。
ご主人さま「あいてる役者が 照明をやる 劇団唐組方式なのかな?」
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ああ、それにしても
セリフが全部 良かったので
映画版も観てみたいなぁ~~~
台本あったら 絶対に 買ってました!!

ちなみに主人公、終始ベッドだから カーテンコールもそのままでいいと思うのだけど
歩いてくるのは 彼が自由になった、という 象徴なのかなぁ??
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