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Channel: 14歳と●●●ヶ月 別館【ヨコウチ会長】
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映画『レ・ミゼラブル』@新宿ピカデリー

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連日 満席、
映画『レ・ミゼラブル』を観に 新宿ピカデリーへ 行ってきました。
開始2時間半以上前に来ても 前の4列しか空いてない 盛況ぶり!

ちょうど
大河ドラマ『平家物語』最終回を 見たばかりだったので

海の底にも 都は
あったよ~~~!!


的に

砦の向こうに 憧れの世界が
あったよ~~~!!!


という あの 映画ならではの ラスト!

ブロードウェイで観た『レ・ミゼラブル』では 無くって
怒り狂った
アンジョルラス くるりんぱ
も 

短いながらも あって
よかったです。

我が家が ブロードウェイで観たときは 
ファンティヌを レア・サロンガさま(ダブルキャストで 『RENT』ミミでおなじみ ダフネさま)、
マダム・テナルディエを アン・ハラダさま、
といった 豪華キャストの『レミゼ』復活お祭り公演だったので
アンジョルラス くるりんぱ
と 死ななかったのか
それとも 
アンジョルラス くるりんぱ
は 東宝演出なのか
イギリスのプロダクションを 観たことないので 定かではありませんが

ご主人さまいわく
「アンジョルラス の 最期
逆さになるのは
歌舞伎の『碇知盛』の 演出
を 取り入れているんだと 思います」

「よく 猿之助さまが 演じて
くるりんぱ
してましたよ」

え、あの
大河ドラマ『平清盛』最終回で
急に 壇ノ浦だけ 出てきて
「この知盛にお任せください!」
って 目立ってた人??


『レ・ミゼラブル』は
『平家物語』か~


ご主人さまも わたくしも
『レ・ミゼラブル』は 日本初演から 
もう 何度観ているか わからないうえ、
毎度
東宝コンプガチャ
に はまって
1回につき いろんなキャストの組み合わせで 観ているのですが

一番 好きなシーンは 一貫して
アンジョルラス くるりんぱ
(あそこで拍手しないと 気が済まない)
「ONE DAY MORE」でも
アンジョルラスが 出てきた瞬間 号泣してしまう・・・。

今回
映画では アンジョルラスが死ぬとき
グランテールも いっしょに 映っていて

アンジョルラスドキドキグランテール

の ムフフ感を じっくり 味わえました。

東宝舞台版では 
酒ばっかり呑んでいて
ちゃかしたことや シニカルなことばっかり言い、
アンジョルラスが倒れたあと やっと 仲間を指揮しだす
グランテール

ばかり 目についてしまうのですが
さすがに 映画では 酒 呑んでなかった。。。
「戦いのときに酒ばっか呑んでいては さすがに負ける」
という リアリティ追求 おそれいりました。
(アンジョルラスが Aaron Tveitさま
なのも イイわ~~~
わたくしの愛するミュージカル『Next to Normal』オリジナル版の息子役!)


映画ならではの
リアリティといえば
まず
下水が リアル (舞台では 綺麗だけど)
ちゃんと クソまみれになって 素晴らしかったです。
パン1こにしては 刑期が長すぎるのは
映画だと 脱獄の罪も 入っている、という設定。

舞台版では
「なんでジャン・バルジャンの最期に
お前がいるんだ
ハモリ要員か?」

で おなじみの エポニーヌ
も 
映画版の ジャン・バルジャンの最期には
ファンティヌだけ
しか いなかったことで

「ああ、ジャン・バルジャンって
ファンティヌの使命を まっとうした
というより
ファンティヌのこと 好きだった
んだな

コゼットが 人生最大の宝になって 良かった・・・」

と 素直に 心に 響きますし、
(エポニーヌの役の人は ホントに いい演技&いじわる顔で
「ONE DAY MORE」で さらしを巻いてるところ せつなすぎたよ・・・)


法か 正義か
で 揺れる ジャベールが
ノミも戦う! 子犬も戦う! の ガブローシュの なきがらに
勲章

を 置くところなど
映画の アップならでは
で 素晴らしい演出!(大 号 泣!!)
(あのガブローシュくんは、今度『オリバー!』のドジャーを演じるそうなので、ぜひ 生で観たい!)

映画版では ジャベールは
刑務所生まれ

だと いう セリフ
が あった気がしますが
それが 彼の中に 法第一主義を生み、
そこに 正義をよしとする バルジャンが加わって
混乱する、という 役のストーリーが わかりやすかったですし

ジャベールの
マドレーヌ市長が バルジャンだと思って
チクっちゃった ゴメン

クビにして」
の ときの顔も 実に 良かった
です。
(マドレーヌ市長・・・なんであんなに 乙女ネームなんですかね)

しかし ジャベールは なにかっちゃあ 高いところの へり
ばっかり 歩くので
高所恐怖症のわたくし、たまりませんでした。

映画の最初のシーンも
「ジャン・バルジャンは 力持ち」
ということが 後の伏線となる
、というのが
わかりやすく、
そして 誰もがSlaveなのだ
という 暗喩
になってるんだな!
というのも すっと 入ってきます。

ジャン・バルジャン・・・

なんで あの 労働のあと
脱いでくれないの!?

囚人番号 を
「誰だ~~ 私は~~~♪」
のときに
胸をはだけて 魅せてくれる

と 思って
期待してたのに・・・。

あれだけ 脱ぐチャンス いっぱいあったのに
ヒューさまともあろうお方が 脱いでくださらない
なんて
他の映画では 全然関係ないところで サービスショットが あるというのに~~~ッ!

ヒューさまに 決まった瞬間から
脱ぐポイント
http://www.realtokyo.co.jp/events/view/36456
を 整理して お待ちしていた のに。。。

ジャン・バルジャンは 舞台版では
コゼットに
「父じゃない」
「これから 死にます」
「この手紙読んで(わたし 犯罪者です)」

と 
今まで 秘密にしてたこと 
最期 一気に出しすぎ

いままで コゼット(舞台だとあんまイイ役と思ってなかったけど 映画だと、アマンダちゃんが かわいすぎてキュン)
「もう大人だから話して」
と 言っても 何一つ言ってくれなかったじゃん!
いきなりショックでかすぎるじゃないか!
と 思ってましたが

映画版では 少なくとも
引き取られた時から
「父じゃない」(承前)
になってて、
「そうだよな~ 引き取られたときは 物心ついてるでしょうよ」
という 長年の疑問が 払拭されました。

でも つくづく
ジャン・バルジャンって
クソメンじゃないか

と 思うのは

ジャベールに
「1日待って 必ず 捕まるから」
「約束する」「信じてくれ・・・」
逃走
(まあ、いちおう ファンティヌや コゼットを守るため なんだけどさ・・・)

「しょく台を盗んで 恥ずかしい!
顔から火が出そうだ」
→おとがめなし に してもらっただけでも ずうずうしいのに
しょく台 返さない(最期も使ってるし・・・)

なんなの
アイツ
不誠実じゃね??


と 心のかたすみをよぎって すみませんでした。
(とはいえ 許可証を破り捨てる ざんげシーンは 泣いちゃったけどね!)

あと、
映画で ツボだったのは
テナルディエが きょうもとまさき様 っぽかったこと、

映画で 悲しかったことは
学生軍に対する 市民の冷たさのリアルさ(助けを求めても ドアを閉め切っちゃって・・・)。

バリケードのために 家具を投げてくれたり
家具をもらうために 学生がおばさんに キッスして 強奪するなどの ディテールは
グッときたんですが。。。

そして なんといっても
ファンティヌが
歯まで 抜いていた

という
堕ちに堕ちていく その姿。。。
そして リアル丸刈り!
あれくらい 舞台でも 髪の毛ばさーーっと 切って
ほしいですわ!

「幸せになれない 人たちが
幸せを求める姿」に いつだって 号泣、
「あの マリウス(Eddie Redmayneさま)
このあいだ『HICK ルリ13歳の旅』
で 変質者だった」

と 
マリウスを 変質者あつかい
する ご主人さまが
(この映画で 「マリウスっていいとこのボンボン」なのが よくわかりました)

●ユゴーの 作風の中での 『レ・ミゼラブル』
●クロード=ミシェル・シェーンベルクと
アルノルト・シェーンベルクの 作曲法
における 『レ・ミゼラブル』


の 解説をしてくれたんですが、
案の定、
豚に真珠
馬の耳に念仏
難しすぎて わかりません
でした。。。

わたくしに わかるのは
最近 まつおかしゅうぞう様が
「トイレは 臭い。
ここで問題です」

みたいな 顔で
『レ・ミゼラブル』のコマーシャルをしているのが
イヤ!
という 点くらいです。

あれ やられると
下水で クソまみれ で 目だけ出ている
ジャン・バルジャン

しか 思い出せなくなっちゃうからね!!
 


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