座・高円寺 上のカフェ
にて 大学の友人に暑中見舞いを書いて まったりしたあとは
座・高円寺に降りて
こまばアゴラ劇場の公演が 超面白かった
オイスターズの 公演
『トラックメロウ』を観に行ってきました。
オイスターズの 作・演出の方は
河村たかし市長じゃ
ないですよね?
今回も あの 河村たかし市長顔で
観光バスの運転手なのに
バスの鍵をなくして
まったく 悪びれず にこにこと
乗客の 最後尾に ついており
宮本亜門さま顔の ツアーガイドに
呼び出されたら
なにかっちゃあ
「イヤです」
こっちに 来いと 言われても
「だってそっち行ったら 怒られるじゃ
ないですか」
「(自分がバスの鍵をなくしたこと) 会社には 言わないで ほしいんですよね」
「鍵をなくしたのは 僕のせいなんでしょうか」
と 最後尾から 声を張って 応対。
バスの鍵を よく探した というわりに
シャツの前ポケット
という 絶対 すぐわかりそうなところに
あった
という 粗相しまくりの たかし運転手さま。
たかし「鍵 あったわ」
亜門「ちゃんと探しとったんか」
激高すると 名古屋弁になっちゃう
亜門ガイドさま!
さらには たかし運転手さま、
出発して 即
遭難
一瞬にして 道を間違えた
その 向いてなさ
ときたら・・・。
雪で 山の中
に バスは入り込んでしまい
亜門ガイドさまに
「民家を 探しに行こう」と 言われても
たかし運転手さま
「イヤです」
「なんで僕が 行かなくちゃ いけないんです
か」
始まった・・・!
しかも たかし運転手さま、
自分の過失を
「自分のせいではない
政治家のせいだ
ひいては 政治家を選んだ国民のせいだ
つまり あなたのせいだ」
と 亜門ガイドさまに 責任転嫁
する というところなどは
もう・・・爆笑!
そして オイスターズは
前回観た公演もそうでしたが
車に乗っているときの 座席の配置が
みんな 思いっきり
バラバラ
に座っていて バスの形が おかしなことに・・・
毎度
車
という概念が ない
よね!
そして それぞれ 亜門ガイドさまに 挙手して
しゃべりだす 乗客たち、
亜門ガイドさまから しりとりを しよう
と 言われると
「やきとり屋」
「やきざかな屋」
と 全部
「や」終わり。。
「やきざかな屋」は 定食屋ではないか
と 言われていましたが
韓国に ありますYO!韓国公演で 東大門に行ってくると いいYO!
そうこうしているうちに
トラックが 一台 やってきて
「助かった」と かけよる 亜門ガイドさま。
勝手な理屈で 乗せてもらおうとする 亜門ガイドさまに 困惑の
女性トラック運転手(トラックメロウ)。
前回観た こまばアゴラ劇場の公演のときに
セリフはないものの 表情のよかった バタ臭いハンサムさまが
トラックメロウさま(推定 40歳)に
「やっぱり 18歳
か~」 (勝手に 人生を 想像)
と うっとりした顔を見せてくださったのも
高ポイントです。
そして トラックメロウさま(セリフなし)が
トラックを バックさせるときに
バックします
バッ バッ
バックします
の ガサガサした音が
みょ~に ツボ!
乗せてもらったトラックで みんなが
「オエッ」
と なってしまうという
『おとなのけんか』なみに 迷惑な 彼らを 怒りもしない
淡々と 地図を見る トラックメロウさま・・・。
タイムマシンに 乗ってると 思い込む 集団心理・・・。
面白かった!
1時間15分程度の上演時間も ドライで センスいいです。
しかし もっと 面白かった
というか
印象深すぎたのは
渡辺えり様と たかし運転手さまの
アフタートーク!!
えり様の アフタートークが
面白すぎて・・・
小松幹夫さま『雨のワンマンカー』を 37年前 20歳のころに
観た えり様、
そのときの バスは 本水で雨、中の人も狂気
で そういうふうに 演出するのかと思った、と おっしゃっていましたが、
その 案 面白いなぁ~~~。
そのバージョンも 観たいです。
脚本家でもあり、役者でもあり、さらに演出家でもある えり様は
台本を読むときに ちゃんと 劇世界というか
演出案を 自分の頭で 構築できるんですね。
(逆に そんなに面白くない台本でも ちゃんと演出のできる演出家が読めば 戯曲賞に 通っちゃうのかも???とも 素人考えですが。)
「運転手、ああいう責任転嫁する人いるのよね
東電
みたいに」
お芝居 と 現実世界の問題をリンクさせる 世代の えり様!
この お芝居に出てくるような
運転手とか 自分勝手な 乗客とかいう感じの人たちに
現実世界で 注意できるか、みたいな流れになって
言えない、という たかし運転手さまに
「わたしも 言えないのよ
だから (日ごろ言えないことを 書く、という)作家なのよね」
え、えり様 言えないん
ですね。。
えり様の
「最近、アルバイトとして 雇ってあげていた
女優志望の子が
オオゼキに 買出しに行っているあいだに 逃げた」
という お話が 強烈なインパクトでした。
女優になりたい、っていうから 死にモノ狂いでやるかと 思ったのに
4日で やめた、
しかも買出しのときに「友達が熱中症で倒れたから」と メールしてきて、
次の日「私は 渡辺えりに なりたいんじゃない」
と・・・。
小田島先生や 扇田先生との 対談に 付き添わせてあげたり
プラスになるだろうという体験を 積極的に させてあげたのに
と 悔しくて 2日間 眠れなかったという えり様。。。
帰りには ご主人さまと
高円寺の ソナチネ にて
鳥のパスタと トマトのパスタを シェアして
一杯 やりました!
しかしここ、食べログ会員だと
315円払えば
半額のクーポンが使えるんですね!
知らなかった・・・何度も 行っているのに!!
でも 予約しなきゃいけないのが めんどくさい(その日 何が食べたいか わからない)
ので まあ いいや!
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オイスターズ『トラックメロウ』@座・高円寺(渡辺えり様アフタートーク付)
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