映画はなるべく映画館で観たいのですが
この作品、きのう ご主人さまと
嵐のなか TSUTAYA まで
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を
借りに行きました。
2010年秋 ニューヨーク、廃線になった線路を見に行った帰り、
ミートパッキングディストリクトにて 偶然 展覧会を見つけ、
むっちりみえっぱり『ムートンにのって』
に 出てくる 人たちを モチーフに
してる~
と 中に入って いそいそと 見ていった
のですが、
それが いま思うと
ミスター ブレインウォッシュの「ICONS REMIX」。
当時 ミスター ブレインウォッシュ
など 知るよしもなく、
このときも 誰の作品なのか
何人かが 共同で 同じテーマで出品しているものなのかも わかりませんでしたが
とにかく
タダ(だったと思う)で こんなに沢山の 面白い絵が見られて
すごくトクして 楽しんだのですが
その後 ご主人さまは 作品中の
「ART IS OVER」で 検索して
ミスター ブレインウォッシュの作品だと 知ったらしいですが
この映画のことは 知らず、
反対に わたくしは
シネマライズの ツイッターを フォローしているけれども、
それが ミスター ブレインウォッシュの映画とも
というか あのときの作品の人 とも 思わず、
(ご主人さまから きのう 言われて はじめて 知った)
映画を 観ていても
いったい この人が
いつ絵を描くのか
って 感じだったのですが
(自分の似顔絵シールをやたらカッコよく作らせたり、ひどいザッピング映画を編集して バンクシーに褒めてもらった と ほくほくする辺りは どうしようかと。。。)
最後・・・
もう 「えーーー!!??」と、爆笑するほど
その展開 おかしすぎて・・・。
車椅子を押させて 200枚のシルクスクリーンに ぽたぽた インクをたらした あのポスターなんか いまや 高値 かもね!
「アタック25」で 全然答えてなかったのに
最後 4問くらい答えて いきなり優勝する、みたいな
解散間近の劇団に入って
版権だけ 手にして 去って行く、みたいな
ご主人さま「ナイロン100℃『ノーアート・ノーライフ』で
わざと破った 絵が 売れたりする みたいな。。。
アートの価値って 何なんですかね」
きみは これを
どう 高く
評価する?!(C:『ノーアート・ノーライフ』)
この映画を観た後に ニューヨークで撮影してきた絵を 見ると
この間見に行った ポロック みたいな ペンキの塗り方の 馬がいたり、
映画の中で ミスター ブレインウォッシュが トラックの中にこぼしていた ピンクの塗料を
めっちゃ 使ってるな~
とか
あらたな発見が あります。
ミスター ブレインウォッシュは 2008年デビュー。
2010年春 ニューヨークデビュー。
これは 2010年秋。
ウォーホル
まろあかじ様 じゃなく ヒッチコックさま だったのか!
KISS!
痩せてるときの 劇団☆新感線では ありません
キャンベルトマトのスプレーと バーコード
ビートルズ
いかにもアート こうすればアートの 方程式
数うちゃ アート
ポロックみたいに塗られた 等身大の馬
展覧会の え?!(C:コント赤信号 小宮さま)
トラックに流れ出ていた ピンクの塗料
「おさるのジョージ」にも 絵を描くゾウ って 出てきますよね
むっちりみえっぱり『ムートンにのって』合コンメンバー
そして、
「ART IS OVER」
よく見ると
「ART IS OVER HERE!」
つまり
●ジョン・レノンさまの「WAR IS OVER」の パロディ
●(ジョン・レノンさまたちみたいな?)「ART IS OVER」(アートは終わった)
●この 自分の作品こそ「ART IS OVER HERE!」(アートはこっちですよ!)
という ミスター ブレインウォッシュの ハッタリ
ですね!
みんな~ 僕こそ アートだよ~
もともと つけたかった タイトルが
『クソのような作品をバカに売りつける方法』
ということですが、
たしかに
おまえ フザけんなよ(笑)
と 思いますが、
でも この ミスター ブレインウォッシュの 一連のセンス、
スゴイ うまいと 思うのですが
(言語選びといい、有名な絵に何を入れていくかといい。。。)
誰か ブレインウォッシュの ブレイン
が いるのでしょうか??
ご主人さまは
ミスター ブレインウォッシュが バンクシーのプロデュースによるもの
というよりも
実は バンクシー その人だったりして
ティエリ・グエッタはミスター ブレインウォッシュを演じているだけ
あるいは グエッタこそが 実は (映画の中ではモザイクかかってた)バンクシーだったりして
などと 想像 ふくらませて らっしゃいました。
アートって とんだ ペテンだな
と 思いつつ、
頑張って 修行すればいい
ってワケじゃ ないのが アート
だね!
その 皮肉を 受け容れられない人は
アーティストを やる器じゃない、ということでしょうか。
まあ、わたくしのように
MoMA の ミュージアムを見ずに ギフトショップに直行
という 俗物、
かつ ミュージアムでは 必ず ギフトショップでエキサイト
の ヤツに 言われたくないでしょうが。
ところで、この映画、
TSUTAYAで 『ウェルカム・トゥー・マッキントッシュ』
と 並べて 置かれていたのですが
『イグジット・・・』の感想は 一言でいえば
Macがあれば、何でもできる
でしたので
TSUTAYA流の Macウィット
でしょうか!
あと、キンコーズさえ近くにあれば 誰でも アーティスト
に なれるよね!
「たけしの誰でもピカソ」に出るより ハードルが 低そう!
そういえば アマノテンガイ先生も コンビニで 切り貼りの作業をする アーティストだよネ!
いまや、ブロードウェイに飾ってあった 看板(左)でさえ
ミスター ブレインウォッシュの作品に 見えるよ!
まさに ブレインウォッシュ(洗脳)!!
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映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』MBW「ICONS REMIX」
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