NEW!! 2017年、アニーになりたい歴30周年!
エンタメ特化型情報メディア SPICE
【THE MUSICAL LOVERS】にて、ミュージカル『アニー』についての連載コラム
が 始まりました!
[第1回] あすは、アニーになろう
[第2回] アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(前編)
[第3回]アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(後編)
[第4回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その1>フーバービル
[第5回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その2>閣僚はモブキャラにあらず!
[第6回]アニーの情報戦略
[第7回]『アニー』に「Tomorrow」はなかった?
[第8回]オープニングナンバーは●●●だった!
[第9回]祝・復活 フーバービル! 新演出になったミュージカル『アニー』ゲネプロレポート
[第10回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その3>ラヂオの時間
[第11回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その4>飢えた人々を救え!
[第12回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その5>ウォーバックスにモデルがいた?
[第13回]ブラックすぎる!? 孤児院の実態
[第14回]ウォーバックスの財力と華麗なる元カノ遍歴
[第15回]Leapin' Lizards! リメイク映画『ANNIE』のトリビア<前編>
[第16回]Leapin' Lizards! リメイク映画『ANNIE』のトリビア<後編>
[第17回]ミュージカル『アニー』オーディションレポート
2018の主役&孤児役合格者、発表! 新アニー役は新井夢乃&宮城弥榮!
[第18回]決まったぞ~! ハニガン役に辺見えみり、グレース役に白羽ゆり!丸美屋食品ミュージカル『アニー』2018の大人キャスト 見どころとアンサンブル役の復習
[第19回]サンディが33年目にして犬種チェンジ! 丸美屋食品ミュージカル『アニー』2018製作発表レポート
☆☆12月30日 アニー連載更新!☆☆
[第20回]新旧演出版のアニーたちが最後の共演!『アニー』クリスマスコンサート2017」レポート 12/30 NEW!!
☆!ブログの無断転載・転用・お断りします!☆
☆☆文中 リンクがあるものは わたくしの当時の記事またはオフィシャル記事などに飛びます☆☆
☆!鑑賞レポートはすべてネタバレです!
(メモを取っていないので、間違いがあるかもしれませんが)☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2017年12月某日。
シアタークリエに
ミュージカル『ドッグファイト』
を 観に行ってきました。
ブロードウェイでは
ジョー・マンテロ(『WICKED』)の演出でやっていた、
そして『LA LA LAND』・『DEAR EVAN HANSEN』などで いまをときめく
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール作詞・作曲
ということで
気にはなっていたのですが
「ベトナム戦争前夜
一番 ブスな女の子をパーティーに連れて来た人が優勝」
って
絶対 無理だろう(観ている わたくしが 傷ついちゃう)
と 避けていたのですが
安心の スタッフ陣 とくに
演出:山田和也さま
訳詞:高橋亜子さま
そして、ミュージカル『ビリー・エリオット』出演の 山城力さまや
城野立樹さまによる
「ダンスがいっぱいで 楽しかった」
という感想ツイートを目にして
心がチキン選手権 優勝の わたくしも 観に行けるかな
と 意を決して チケットを取りました。
シアタークリエ地下にて
売店のおじさんから パンフレットを購入。
このおじさん、いつも いらっしゃる
& 演劇ファンの間では
「帝劇にも いました」
「日生にも いました」
ここまではわかるのですが
「ゆうぽうと(五反田)にも いました」
おじさんのシフト&移動は どうなっているの?!
日比谷内のみならず 東京中の地下が おじさんのために
つながっているのでしょうか・・・
わたくし 独自にミュージカル『アニー』研究をしている はしくれですが
雑誌「ザ・ニューヨーカーズ」のライターだったトーマス・ミーハンが 脚本執筆にとりかかった1972年当時、
1960年代から続くベトナム戦争がひどく泥沼化していて(米軍がベトナムから全面撤退するのは1973年3月)
その時代の空気を、大恐慌時代の「1933年のアメリカ合衆国」に重ね合わせつつ紡いだのが
ミュージカル『アニー』なのです。(原作コミックからは キャラクターを借りてきただけ)
その頃、ベトナム戦争に対する反戦ムーブメントを主導していたのはヒッピーであり
そのヒッピーが大きな影響を受けたもののひとつに、ケルアックの『路上』があり
放浪の「Hobo」の姿が、カルチャーとしての放浪や自由な生き方「ビート・ジェネレーション(ビートニク)」を誕生させたこと、
特にボブ・ディランが「この本は僕の人生をかえてしまった」(『路上』の帯より)
と述べているように、この本から刺激を受けたアーティストたちによる波及効果が大きかったわけで(わたくしの連載【第10回】参照)
このあたり 今回『ドッグファイト』のパンフレットにも 時代背景が解説されていました。
『アニー』が書かれたころの 大統領はニクソンなんだけど
「ニクソン ライ ボーイズ ダイ」といわれた時代、
ボーイズは ベトナムのボーイズだけではなく
海兵隊のことでもあったんだなぁ。。。
『アニー』内のセリフ「アメリカはまだ、自由の国だよ」は
ベトナム戦争の恐ろしさを知っていると、さらに響くのです。
この背景を知っている 未来人としては
ベトナム戦争出兵前夜に 浮かれている アメリカ海兵隊に
「あなたたち・・・行ったら大変なことになるわよ!」
と 制止したくなってしまうというものです。
これから加担しようとしているベトナム戦争が いかに残酷で
いかに泥沼で
現地の人のゲリラ作戦が いかにアメリカ兵を苦しめたか
そして 帰還兵が どのような状態になったか。
そもそも1974年生まれのわたくしは
枯葉剤の影響、ベトちゃん・ドクちゃんのニュースを聞いて育った世代ですから・・・
最初の
バードレイス(屋良朝幸さま)の バスでの さみしげな姿、
打って変わって ボーランド(中河内雅貴さま)、バーンスタイン(矢田悠祐さま)らと
頭文字Bの 3B(3bees・3匹の蜂)の 仲良しグループで キャッキャしている姿。
「ベトナム戦争で 活躍すれば
パレードをしてもらえる」
「アメリカが ちょっちょっと行って来るだけ」
ひぃ・・・(未来人のわたくし 戦慄)
この はしゃぎようには
「あなたたち・・・『ミス・サイゴン』
観てないの?!」
と 言いそうに なりました。
そして 彼らのこの 無邪気さ
この 明るさ・・・
「もう・・・絶対これ バードレイス以外の 2人
死んじゃうでしょ」
と 予感させます。
いや~ これ 歌も踊りもない
ストレートプレイだったら 蜂の針なみに 刺さりすぎてしまいます。
ミュージカルの、歌と踊りのエンターテインメントの力を 感じます。
海兵隊伝統の ドッグファイト用
ブス・パートナーを見つけるために
サンフランシスコの町に繰り出す 海兵隊たち。
バードレイスは、母親が経営する食堂のウエイトレス
ローズ(宮澤エマさま)を 見つけて
パーティーに誘う。
※宮澤エマさまのお顔を存じ上げている 人類としては
「エマちゃんは ブスじゃないだろ」
と思いますが
一応 ブス・メイクをしています。
ローズは 「食堂の仕事があるから」
「ママが一人になって困るから」と 断りますが
結局 押しに負けて パーティーへ。
だけど初めて 男の子に誘われて 嬉しさが湧き出てきちゃう ローズ。
部屋で ドレスを選びながら歌う
「何よりもワンダフル」
これ、原題は
「Nothing Short of Wonderful」で ちゃんと韻を踏んでいる!(訳詞:高橋亜子さま)
もう ローズの可愛らしさに
「うちの子を 騙さないでやってくれ~」と 母親気分の わたくし43歳。
そして バードレイスとローズは
ひのあらた様が 歌う パーティー会場へ。
道中、バードレイスは ローズが いい子だとわかり
「こんなつまんないパーティーに行かずに 2人で 別のところへ行こう」と提案するのですが
「私と 一緒に行くのが
恥ずかしいのね」と誤解し
「私は 行きたいわ」と おっしゃるものだから
やむなく行くことに・・・
ドッグファイトは ボーランドにお金で買われた 歯のない
マーシー(保坂知寿さま)が 優勝したのですが
その賞金の分け前で ボーランドともめているところを
ゲロを吐いていたトイレ内で 聞いてしまった ローズ。
ローズにも「ゲロ代」として 賞金が少々出そうになるも 怒って拒否するバードレイス。
トイレの前で
「カンカンカーン!」(瀬戸方久のお金の音にあらず)
と 高らかに歌う マーシー。
そんなパーティーとは知らずに ほいほい ついてきた 自分がみじめで
しゃがみ込む ローズ。
帰宅するローズ。
事情を知らない ローズのママ(春風ひとみ様)の 声がする。
「あらぁ、
パーティーなのに もう帰ってきたの?」
「楽しかった?」
ローズが
「うん・・・帰ってきたの」
「楽しかったわ」と なんとか明るく返事するところ。
ここで モテない人生を歩んできた
わたくし43歳の涙腺 決壊!
「笑えるわ・・・笑えないわ・・・」
ローズ~~~!!!
まあ 第二幕で
バードレイスが なけなしのお金で 高級レストランに連れて行って
ローズが 新婚だ&妊婦だと 嘘をついて
高級レストランに入れてもらって
お金のない バードレイスが ビールしか頼まないので
お食事を とりわけて あげる
「ファーストデート・ラストナイト」で
わたくしの心 なんとか 持ち直しましたが
バードレイスの出兵は明日。
「終わる前に」
「どうか」の ナンバーのときに
喪服の大人たちが出てきて 切ない歌詞を響かせるので
「あれ・・・バードレイスも
死んじゃうのだろうか・・・」と・・・
ベッドに入る前に
バードレイスが 避妊具を置いたのは せめてもの
優しさだと思いました。
『ミス・サイゴン』のクリスも そうすべきでした。
ローズのみならず バードレイスも 初めて。
お互いに初恋で
お互いに初めての体験だった。
それなのに 今日終わってしまうかもしれない。
「手紙をちょうだい」と
ローズが書いてくれた住所を 破ってしまう バードレイス。
3Beesの 2Beesは お揃いのイレズミを入れている。
そうそう、2Beesおよび海兵隊の皆が
売春宿に行くシーン、
これも 海兵隊の伝統のようですが
『ミス・サイゴン』で クリスが
「初めて 娼婦と 過ごした
わけじゃなぁ~~~~い」
と 高らかに歌うの
何なのかな・・・(クソメン)と 長年 思っていましたが
そういう伝統なのね。。。
そして パンフレット 君塚淳一先生の解説によれば
『ミス・サイゴン』でもおなじみ
ヘリコプターは
絶望の音でもあるといいます。
『ミス・サイゴン』では ヘリで脱出していましたが
一方で ヘリは最前線に兵士を落として 去ってしまう
(兵士はもう、そこで戦うしかない)
という・・・
ドッグファイト、そして娼婦への 無理やりな態度。
海兵隊のやっていることは 最低なんだけど
それは「人殺し」ができるようになるため 自らの人間性を殺す訓練で
逆に、バードレイスは
人間性を得てしまって 愛する人ができてからの 戦地への赴任。
仲間が死んでゆくこと、自分も人殺しをすること、
ベトナム戦争の過酷さ、凄惨さ。
そして 帰還してからの
町の人の態度。
『ミス・サイゴン』の
「国のために 戦ったが
帰国したら 白い目で見られた」
の フレーズが 頭をよぎる。
町の人たちのみならず、
ローズも
ヒッピーの服を着ているのが 強烈に印象に残りました。
バードレイスは 生きているか死んでいるか 便りもなかった。
ローズは ベトナム戦争を 価値観として 赦せないはず。
同時に 出兵前の海兵隊たちに
「あなたたち皆 死んじゃえばいいのに・・・」
と言ったことも きっと後悔しているだろう ローズ。
ローズが バードレイズを やさしく包んで
「おかえりなさい・・・」
と 言ってくれる。
ベトナム帰還兵たちがPTSDになったことは
『ミス・サイゴン』の悪夢の場面でも 描かれていた。
そして 『ミス・サイゴン』のクリスのこと
キムをはらませて捨てて クソメンだと 思っていたけれど
彼も 「生き直したかった」と言っていた。
バードレイズは
自分だけが生き残ってしまったこと
人を殺したこと
ヒッピー・ムーブメントの中に
何も知らずに帰ってくることから
生き直すことができたのだろうか?
バードレイズは 加害者でもあるけれど 被害者でもある。
ミュージカル『ビリー・エリオット』の地区の人たちが 炭鉱閉鎖後 仕事がなくて
ドラッグに走ったというけれど
きっとベトナム帰還兵にも そういう人が多かっただろう。
アメリカ合衆国では ベトナム戦争撤退後も
自分たちの罪を懺悔し
二度と過ちを繰り返さない、と
「キャンドル集会」が開かれていたことは
わたくしの『アニー』連載【第20回】でも 書いたのだけど
日本だって 無関係ではない。
この『ドッグファイト』に
「(ベトナムの前に)まず沖縄に行く」というセリフがあるように
ベトナム戦争への兵は 沖縄から飛んだ。(沖縄返還は1972年)
沖縄のみならず、日本の米軍基地(三沢など)からも飛んだのではなかったか。
日本は敗戦国で、アメリカ合衆国の統治下におかれたからだとも言えるけれど
日本だって 朝鮮戦争の特需で 第二次大戦の廃墟から這い上がったのだ。
『アニー』において ウォーバックスさんが
Warbucks=戦争(war)+ドル(bucks)、つまり戦争成金であるように。
戦争には 知らない間に 加担している
というのが 恐ろしい。
つい 『アニー』の話ばかりしてしまうのは
『ドッグファイト』演出の山田和也さまは 『アニー』の演出でもあり
今回の『ドッグファイト』のセットの中に
Annie
という ネオンを忍ばせていたから。
そして ひのあらた爺やの ドラァグクイーン姿という
ミュージカル『キンキーブーツ』観劇者へのサービスシーン、
ミュージカルファンへの遊び心 堪能しました。
ひのあらた様が歌う ナイトクラブへ行きた~い!
ところで バードレイズは
いつ イレズミを入れたの??(最初の回想シーンで イレズミを指摘されるシーンがあったような。でも入れてなかったよね??)
さて、これで 2017年シアタークリエ納め。
『お気に召すまま』~『ドッグファイト』まで けっこう通いました。
次は『TENTH』だ!(そういえば、『ニュー・ブレイン』も 脚本:ジェイムズ・ラパインなんだよね!)
今回、クリエちゃんが 通常営業だったので
『TENTH』では ちゃんと『TENTH』仕様のクリエちゃんが お出迎えしてほしいものです!
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☆エンタメ特化型情報メディア SPICEにて 演劇記事を掲載中です。
●ミュージカル『アニー』についての連載コラム【THE MUSICAL LOVERS】が始まりました!
→ [第1回] あすは、アニーになろう
→ [第2回] アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(前編)
→ [第3回] アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(後編)
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→ [第18回]決まったぞ~! ハニガン役に辺見えみり、グレース役に白羽ゆり!丸美屋食品ミュージカル『アニー』2018の大人キャスト
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[第8回]オープニングナンバーは●●●だった!
[第9回]祝・復活 フーバービル! 新演出になったミュージカル『アニー』ゲネプロレポート
[第10回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その3>ラヂオの時間
[第11回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その4>飢えた人々を救え!
[第12回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その5>ウォーバックスにモデルがいた?
[第13回]ブラックすぎる!? 孤児院の実態
[第14回]ウォーバックスの財力と華麗なる元カノ遍歴
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[第17回]ミュージカル『アニー』オーディションレポート
2018の主役&孤児役合格者、発表! 新アニー役は新井夢乃&宮城弥榮!
[第18回]決まったぞ~! ハニガン役に辺見えみり、グレース役に白羽ゆり!丸美屋食品ミュージカル『アニー』2018の大人キャスト 見どころとアンサンブル役の復習
[第19回]サンディが33年目にして犬種チェンジ! 丸美屋食品ミュージカル『アニー』2018製作発表レポート
☆☆12月30日 アニー連載更新!☆☆
[第20回]新旧演出版のアニーたちが最後の共演!『アニー』クリスマスコンサート2017」レポート 12/30 NEW!!
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(メモを取っていないので、間違いがあるかもしれませんが)☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2017年12月某日。
シアタークリエに
ミュージカル『ドッグファイト』
を 観に行ってきました。
ブロードウェイでは
ジョー・マンテロ(『WICKED』)の演出でやっていた、
そして『LA LA LAND』・『DEAR EVAN HANSEN』などで いまをときめく
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール作詞・作曲
ということで
気にはなっていたのですが
「ベトナム戦争前夜
一番 ブスな女の子をパーティーに連れて来た人が優勝」
って
絶対 無理だろう(観ている わたくしが 傷ついちゃう)
と 避けていたのですが
安心の スタッフ陣 とくに
演出:山田和也さま
訳詞:高橋亜子さま
そして、ミュージカル『ビリー・エリオット』出演の 山城力さまや
城野立樹さまによる
「ダンスがいっぱいで 楽しかった」
という感想ツイートを目にして
心がチキン選手権 優勝の わたくしも 観に行けるかな
と 意を決して チケットを取りました。
シアタークリエ地下にて
売店のおじさんから パンフレットを購入。
このおじさん、いつも いらっしゃる
& 演劇ファンの間では
「帝劇にも いました」
「日生にも いました」
ここまではわかるのですが
「ゆうぽうと(五反田)にも いました」
おじさんのシフト&移動は どうなっているの?!
日比谷内のみならず 東京中の地下が おじさんのために
つながっているのでしょうか・・・
わたくし 独自にミュージカル『アニー』研究をしている はしくれですが
雑誌「ザ・ニューヨーカーズ」のライターだったトーマス・ミーハンが 脚本執筆にとりかかった1972年当時、
1960年代から続くベトナム戦争がひどく泥沼化していて(米軍がベトナムから全面撤退するのは1973年3月)
その時代の空気を、大恐慌時代の「1933年のアメリカ合衆国」に重ね合わせつつ紡いだのが
ミュージカル『アニー』なのです。(原作コミックからは キャラクターを借りてきただけ)
その頃、ベトナム戦争に対する反戦ムーブメントを主導していたのはヒッピーであり
そのヒッピーが大きな影響を受けたもののひとつに、ケルアックの『路上』があり
放浪の「Hobo」の姿が、カルチャーとしての放浪や自由な生き方「ビート・ジェネレーション(ビートニク)」を誕生させたこと、
特にボブ・ディランが「この本は僕の人生をかえてしまった」(『路上』の帯より)
と述べているように、この本から刺激を受けたアーティストたちによる波及効果が大きかったわけで(わたくしの連載【第10回】参照)
このあたり 今回『ドッグファイト』のパンフレットにも 時代背景が解説されていました。
『アニー』が書かれたころの 大統領はニクソンなんだけど
「ニクソン ライ ボーイズ ダイ」といわれた時代、
ボーイズは ベトナムのボーイズだけではなく
海兵隊のことでもあったんだなぁ。。。
『アニー』内のセリフ「アメリカはまだ、自由の国だよ」は
ベトナム戦争の恐ろしさを知っていると、さらに響くのです。
この背景を知っている 未来人としては
ベトナム戦争出兵前夜に 浮かれている アメリカ海兵隊に
「あなたたち・・・行ったら大変なことになるわよ!」
と 制止したくなってしまうというものです。
これから加担しようとしているベトナム戦争が いかに残酷で
いかに泥沼で
現地の人のゲリラ作戦が いかにアメリカ兵を苦しめたか
そして 帰還兵が どのような状態になったか。
そもそも1974年生まれのわたくしは
枯葉剤の影響、ベトちゃん・ドクちゃんのニュースを聞いて育った世代ですから・・・
最初の
バードレイス(屋良朝幸さま)の バスでの さみしげな姿、
打って変わって ボーランド(中河内雅貴さま)、バーンスタイン(矢田悠祐さま)らと
頭文字Bの 3B(3bees・3匹の蜂)の 仲良しグループで キャッキャしている姿。
「ベトナム戦争で 活躍すれば
パレードをしてもらえる」
「アメリカが ちょっちょっと行って来るだけ」
ひぃ・・・(未来人のわたくし 戦慄)
この はしゃぎようには
「あなたたち・・・『ミス・サイゴン』
観てないの?!」
と 言いそうに なりました。
そして 彼らのこの 無邪気さ
この 明るさ・・・
「もう・・・絶対これ バードレイス以外の 2人
死んじゃうでしょ」
と 予感させます。
いや~ これ 歌も踊りもない
ストレートプレイだったら 蜂の針なみに 刺さりすぎてしまいます。
ミュージカルの、歌と踊りのエンターテインメントの力を 感じます。
海兵隊伝統の ドッグファイト用
ブス・パートナーを見つけるために
サンフランシスコの町に繰り出す 海兵隊たち。
バードレイスは、母親が経営する食堂のウエイトレス
ローズ(宮澤エマさま)を 見つけて
パーティーに誘う。
※宮澤エマさまのお顔を存じ上げている 人類としては
「エマちゃんは ブスじゃないだろ」
と思いますが
一応 ブス・メイクをしています。
ローズは 「食堂の仕事があるから」
「ママが一人になって困るから」と 断りますが
結局 押しに負けて パーティーへ。
だけど初めて 男の子に誘われて 嬉しさが湧き出てきちゃう ローズ。
部屋で ドレスを選びながら歌う
「何よりもワンダフル」
これ、原題は
「Nothing Short of Wonderful」で ちゃんと韻を踏んでいる!(訳詞:高橋亜子さま)
もう ローズの可愛らしさに
「うちの子を 騙さないでやってくれ~」と 母親気分の わたくし43歳。
そして バードレイスとローズは
ひのあらた様が 歌う パーティー会場へ。
道中、バードレイスは ローズが いい子だとわかり
「こんなつまんないパーティーに行かずに 2人で 別のところへ行こう」と提案するのですが
「私と 一緒に行くのが
恥ずかしいのね」と誤解し
「私は 行きたいわ」と おっしゃるものだから
やむなく行くことに・・・
ドッグファイトは ボーランドにお金で買われた 歯のない
マーシー(保坂知寿さま)が 優勝したのですが
その賞金の分け前で ボーランドともめているところを
ゲロを吐いていたトイレ内で 聞いてしまった ローズ。
ローズにも「ゲロ代」として 賞金が少々出そうになるも 怒って拒否するバードレイス。
トイレの前で
「カンカンカーン!」(瀬戸方久のお金の音にあらず)
と 高らかに歌う マーシー。
そんなパーティーとは知らずに ほいほい ついてきた 自分がみじめで
しゃがみ込む ローズ。
帰宅するローズ。
事情を知らない ローズのママ(春風ひとみ様)の 声がする。
「あらぁ、
パーティーなのに もう帰ってきたの?」
「楽しかった?」
ローズが
「うん・・・帰ってきたの」
「楽しかったわ」と なんとか明るく返事するところ。
ここで モテない人生を歩んできた
わたくし43歳の涙腺 決壊!
「笑えるわ・・・笑えないわ・・・」
ローズ~~~!!!
まあ 第二幕で
バードレイスが なけなしのお金で 高級レストランに連れて行って
ローズが 新婚だ&妊婦だと 嘘をついて
高級レストランに入れてもらって
お金のない バードレイスが ビールしか頼まないので
お食事を とりわけて あげる
「ファーストデート・ラストナイト」で
わたくしの心 なんとか 持ち直しましたが
バードレイスの出兵は明日。
「終わる前に」
「どうか」の ナンバーのときに
喪服の大人たちが出てきて 切ない歌詞を響かせるので
「あれ・・・バードレイスも
死んじゃうのだろうか・・・」と・・・
ベッドに入る前に
バードレイスが 避妊具を置いたのは せめてもの
優しさだと思いました。
『ミス・サイゴン』のクリスも そうすべきでした。
ローズのみならず バードレイスも 初めて。
お互いに初恋で
お互いに初めての体験だった。
それなのに 今日終わってしまうかもしれない。
「手紙をちょうだい」と
ローズが書いてくれた住所を 破ってしまう バードレイス。
3Beesの 2Beesは お揃いのイレズミを入れている。
そうそう、2Beesおよび海兵隊の皆が
売春宿に行くシーン、
これも 海兵隊の伝統のようですが
『ミス・サイゴン』で クリスが
「初めて 娼婦と 過ごした
わけじゃなぁ~~~~い」
と 高らかに歌うの
何なのかな・・・(クソメン)と 長年 思っていましたが
そういう伝統なのね。。。
そして パンフレット 君塚淳一先生の解説によれば
『ミス・サイゴン』でもおなじみ
ヘリコプターは
絶望の音でもあるといいます。
『ミス・サイゴン』では ヘリで脱出していましたが
一方で ヘリは最前線に兵士を落として 去ってしまう
(兵士はもう、そこで戦うしかない)
という・・・
ドッグファイト、そして娼婦への 無理やりな態度。
海兵隊のやっていることは 最低なんだけど
それは「人殺し」ができるようになるため 自らの人間性を殺す訓練で
逆に、バードレイスは
人間性を得てしまって 愛する人ができてからの 戦地への赴任。
仲間が死んでゆくこと、自分も人殺しをすること、
ベトナム戦争の過酷さ、凄惨さ。
そして 帰還してからの
町の人の態度。
『ミス・サイゴン』の
「国のために 戦ったが
帰国したら 白い目で見られた」
の フレーズが 頭をよぎる。
町の人たちのみならず、
ローズも
ヒッピーの服を着ているのが 強烈に印象に残りました。
バードレイスは 生きているか死んでいるか 便りもなかった。
ローズは ベトナム戦争を 価値観として 赦せないはず。
同時に 出兵前の海兵隊たちに
「あなたたち皆 死んじゃえばいいのに・・・」
と言ったことも きっと後悔しているだろう ローズ。
ローズが バードレイズを やさしく包んで
「おかえりなさい・・・」
と 言ってくれる。
ベトナム帰還兵たちがPTSDになったことは
『ミス・サイゴン』の悪夢の場面でも 描かれていた。
そして 『ミス・サイゴン』のクリスのこと
キムをはらませて捨てて クソメンだと 思っていたけれど
彼も 「生き直したかった」と言っていた。
バードレイズは
自分だけが生き残ってしまったこと
人を殺したこと
ヒッピー・ムーブメントの中に
何も知らずに帰ってくることから
生き直すことができたのだろうか?
バードレイズは 加害者でもあるけれど 被害者でもある。
ミュージカル『ビリー・エリオット』の地区の人たちが 炭鉱閉鎖後 仕事がなくて
ドラッグに走ったというけれど
きっとベトナム帰還兵にも そういう人が多かっただろう。
アメリカ合衆国では ベトナム戦争撤退後も
自分たちの罪を懺悔し
二度と過ちを繰り返さない、と
「キャンドル集会」が開かれていたことは
わたくしの『アニー』連載【第20回】でも 書いたのだけど
日本だって 無関係ではない。
この『ドッグファイト』に
「(ベトナムの前に)まず沖縄に行く」というセリフがあるように
ベトナム戦争への兵は 沖縄から飛んだ。(沖縄返還は1972年)
沖縄のみならず、日本の米軍基地(三沢など)からも飛んだのではなかったか。
日本は敗戦国で、アメリカ合衆国の統治下におかれたからだとも言えるけれど
日本だって 朝鮮戦争の特需で 第二次大戦の廃墟から這い上がったのだ。
『アニー』において ウォーバックスさんが
Warbucks=戦争(war)+ドル(bucks)、つまり戦争成金であるように。
戦争には 知らない間に 加担している
というのが 恐ろしい。
つい 『アニー』の話ばかりしてしまうのは
『ドッグファイト』演出の山田和也さまは 『アニー』の演出でもあり
今回の『ドッグファイト』のセットの中に
Annie
という ネオンを忍ばせていたから。
そして ひのあらた爺やの ドラァグクイーン姿という
ミュージカル『キンキーブーツ』観劇者へのサービスシーン、
ミュージカルファンへの遊び心 堪能しました。
ひのあらた様が歌う ナイトクラブへ行きた~い!
ところで バードレイズは
いつ イレズミを入れたの??(最初の回想シーンで イレズミを指摘されるシーンがあったような。でも入れてなかったよね??)
さて、これで 2017年シアタークリエ納め。
『お気に召すまま』~『ドッグファイト』まで けっこう通いました。
次は『TENTH』だ!(そういえば、『ニュー・ブレイン』も 脚本:ジェイムズ・ラパインなんだよね!)
今回、クリエちゃんが 通常営業だったので
『TENTH』では ちゃんと『TENTH』仕様のクリエちゃんが お出迎えしてほしいものです!
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●ミュージカル『アニー』についての連載コラム【THE MUSICAL LOVERS】が始まりました!
→ [第1回] あすは、アニーになろう
→ [第2回] アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(前編)
→ [第3回] アニーにとりつかれた者たちの"Tomorrow"(後編)
→ [第4回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その1>フーバービル
→ [第5回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その2>閣僚はモブキャラにあらず!
→ [第6回]アニーの情報戦略
→ [第7回]『アニー』に「Tomorrow」はなかった?
→ [第8回]オープニングナンバーは●●●だった!
→ [第9回]祝・復活 フーバービル! 新演出になったミュージカル『アニー』ゲネプロレポート
→ [第10回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その3>ラヂオの時間
→ [第11回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その4>飢えた人々を救え!
→ [第12回]『アニー』がいた世界~1933年のアメリカ合衆国~ <その5>ウォーバックスにモデルがいた?
→ [第13回]ブラックすぎる!? 孤児院の実態
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